
第1事業部 世田谷ライフmagazine編集部 / 2022年入社
高橋さくら Sakura Takahashi
世田谷エリアで20年以上続くエリア情報誌『世田谷ライフmagazine』の編集部に所属する高橋さくらは、世田谷の街で日々飲み歩きつつ、まちの魅力を発信するタフな編集者だ。その仕事へ向ける情熱の源泉はどこにあるのだろうか?

流行をいち早くとらえて、読者がまだ知らない情報を提供することが編集の仕事ですが、無料で情報が手に入るWebと違い、“お金を払う価値があり、期待以上の情報が得られる”のが雑誌の存在意義だと思っています。常に「読者の目にとまる引きのある情報」を意識して仕事をしています。
私の部署で制作している『世田谷ライフ』や「街ラブ本シリーズ」は、地域住民に向けた情報誌です。時には何度もお店に通って交渉したり、特集エリアの街をひたすら歩いてWeb上にはない情報を得たり……。まさに足で稼ぐ仕事です。業務内容では、ライターさんに取材・執筆をお任せすることも時にはありますが、企画から取材・執筆まで一連の流れをすべて経験できるので、編集者としてのスキルアップが早い環境だと思っています。
昨日の取材で聞いた内容を、原稿作成用にあらかじめまとめます。この作業をしておくと、原稿執筆が早くなります。
今日はニューオープンで気になっていたカレー店にランチへ。街に出てリサーチをすることも重要な仕事です。
撮影データをチェックしつつ、誌面のラフを作成。情報をどのようにまとめていくか、編集の腕が問われる仕事です。
デザイナーのもとへ行き、ラフを見せながら企画の意図を説明。直接相談することで、誌面イメージのすり合わせを行っています。
次号の特集内企画用で、下高井戸の老舗酒場へ訪問、取材と撮影を行います。長く続くお店のこれまでに触れられる、個人的にも楽しい取材でした!
—この仕事の楽しいところはどこですか?
『世田谷ライフ』では様々な街を取材できるので、お話を聞いた方や訪れたお店は、プライベートでも会ったり通ったりするようになります。地域に密着しているからこそ、街への愛が深まって新しい出会いがあることが楽しいですね。 あとは雑誌の制作だけでなく、“世田谷の美味しい飲食店をもっと知って応援してもらいたい!”という想いでイベントを企画したり、街のイメージをコーヒーの味わいに落とし込んだ「まちの珈琲」を作ったり……。雑誌の編集だけではない、幅広い「企画・編集」ができることが楽しいです。
—あなたの代表作を教えてください
『世田谷ライフ』の制作(企画・編集)や、『倉吉本』、『中野本』など「街ラブ本シリーズ」の制作、世田谷ライフ主催イベント「世田谷クラフトビールフェス」、「世田谷肉フェス」の企画、運営などどれも印象に残っている仕事ばかりです。その中でも、『世田谷ライフ』本誌の特集内企画は私がもっとも力を入れている仕事ですね。自分がやりたいと思う企画を出して採用され、自分が紹介したいと思うお店を取材して誌面にするまでの一連の仕事には、大きな達成感があります。
—EDITORSはどんな会社ですか?
雑誌の編集だけでなく、新しいことにチャレンジできる会社だと思っています。「大好きな街のためにこんなことを始めたい」、「こんな人のために新しいコンテンツを立ち上げたい」など、強い想いや夢がある人にぜひおすすめしたいです。雑誌の編集だけでなく、様々なコンテンツを編集することによって、編集者として自分の価値を高めていけると思います。


『世田谷ライフ No.86』は私が慣れ親しんでいる下高井戸エリアの特集号でした。私が普段から通っているお店を取材し、この街への愛を存分に詰め込んだ企画には強い思い入れがあります!
ⓒEDITORS inc.